こころを入れようとすると…苦しかったあの頃を

今日、子どもたちの中から、すごく深い悩みが吐露された。

「先生、こころを入れようとすると、オペラみたいな声にならなくて、オペラみたいな声にすると、こころがスカスカで上手くいかないんだ…」と。

彼は、すごく重要な台詞をしっかりと歌わなければならない役どころで、レチタティーヴォのような箇所がいくつもあるので、その苦悩は本当に辛いものだと思う。

一対一でもう少し時間が取れたら、もっと寄り添って教えてあげられるのだけれど、ここが集団のみなさんに教えることの難しさだなぁと。多分マンツーマンで教える時間があれば、2〜3回でこの悩みは実践しながら解決するはず!!でも、明日、もう一度話してみよう『思う』ことしか、伝わらないのだよと!深い深い想いを抱えて歌と向かい合ってくれることに感激だった!!プロの歌手の中にだって高い音、声量にこだわるだけの方がいる中で、なんと意識の高いことだろう。誇りに思うよ✨

私も自分の『想い』に寄り添うように心がけるようになって、本当にお芝居が楽になった(^○^)

ロミオとジュリエット(i capuleti e i montecchi)のデュエットを聴きながら、お芝居をするのが苦しかった頃を思い出しながら…

 

 


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