シルベストロ音楽院とは?

シルベストロ音楽院は、ミラノ・スカラ座の全盛期の歌い方を、主宰の田川理穂が日本人の骨格に合わせTre-Bシステムとして解剖生理学に基づいて開発したものを伝える音楽院です。

ミラノ・スカラ座 Baritonoかつミラノ・スカラ座 専属歌手養成所講師責任者シルベストロ・サンマリターノ氏の監修のもと、主宰の田川理穂が日本唯一の現役弟子として、その歌い方の伝承を託され、歌い方に悩める人から、より美しい歌声を手に入れる手助けをしています。

アマチュア部門とプロ部門に分かれており、あまねく歌を愛する人が本物を学ぶための学び舎です。

世界最高峰の技術的なことを学ぶだけでなく、歌を通して幸福な歌人生を歩むお手伝いをすることを使命としています。

シルベストロ音楽院は、歌の技術とオペラや歴史の知識を学ぶことだけでなく、400年先にも伝統の歌い方を残していく、歌で人々を幸せにすることを目指し、記録や研究も行なっています。



Silvestro Sammaritano シルベストロ・サンマリターノ

元ミラノ・スカラ座 Baritono元ミラノ・スカラ座 専属歌手養成所講師責任者イタリアシチリアで、厳格な軍人の父と教師の母の間に長男として生まれる。学生時代、先生にその美声を買われて歌うことがあったが、音楽的の専門教育は受けずに育つ。本来画家志望であったが、不安定な画家でなく大学を出ることを父に命じられ、止む無く経済大学を優秀な成績で卒業。卒業後、義理は果たしたと夢であった画家として29歳まで生計を立て、目下、子育て中であったが、画廊にきた富裕層の貴婦人より、その声を持ってして歌わないのは大きな損失であると言われ、年齢制限を超えているにも関わらず、半ば強引に口添えで、ミラノジュゼッペヴェルディ国立音楽院に入学。パヴァロッティの師でもあるカンポ・ガッリアーニ氏のもと研鑽を積むが、教えることは何もないとすぐ音楽院を出ることに・・・。テノールのジャチント・プランデッリ(Giacinto Prandelli)、アルフレード・クラウス(Alfredo Kraus)両氏のもとさらに研鑽を積み、特に声楽の肝である呼吸法を得とくし、声楽を本格的に学び始めてわずか二年後、ミラノ・スカラ座の専属合唱団入団試験に合格した。スカラ座合唱団にて経験を積みながら、歌唱法、演技等に磨きをかけ、レパートリーを増やし、ヴェルディの声国際コンクール(伊:ブッセート)バスティアニーニ賞受賞(バリトンの声種の最高峰の賞)等数々の著名なコンクールに優勝した。又同時期に、バジレア歌劇場のラ・ボエーム マルチェッロ役でオペラデビュー。バジレア歌劇場でのデビュー後、ランメンモールのルチアのエンリーコ、リゴレットのタイトルロール等、ヴェルディのオペラを数々こなす。カヴァレリア・ルスティカーナのアルフィオ、カルメンのエスミーリョ、ドン・ジョヴァンニのレポレッロ等をレパートリーとする。他の世界的有名音楽事務所に所属するも、大御所指揮者クラウディオ・アバドからミラノ・スカラ座で歌わないかと直接電話を受け、1980年ミラノ・スカラ座と専属ソリスト契約を結び、その後1997年にフリーで活動を開始するまでの17年間スカラ座の全てのシーズンに出演(音楽的な下積みなしで、歌の実力のみで、ミラノ・スカラ座舞台のソリストとして立ったのは、2人だけ)。さらには、ミラノ・スカラ座に頻繁に出演を続ける中、その類いまれなる指導力を買われ、クラウディオ・アバドからの熱烈な依頼により、ミラノ・スカラ座専属歌手養成所講師責任者に就任した。これまでに共演した主な指揮者は、バーンスタイン、ジュリーニ、ムーティ、オーレン、小澤征爾、シノーポリ、サヴァリッシュ等で、共演した主なオペラ歌手は、パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラス、クラウス、フレーニ等数多くの著名な指揮者、歌手と共演。演じたオペラは、イタリアオペラだけには留まらず、フランス、ロシア、ドイツオペラ等多岐にわたる。さらに、イタリア国内をはじめ、ドイツ、フランス、中国、諸外国からも招聘され、リサイタル等を行っていた。日本での活動は、1981年のスカラ座引越し公演で初来日し、1999年新国立劇場の研修所特別講師を務めた。1986年年浅利慶太(劇団四季代表)演出、衣装森英恵の伝説的な蝶々夫人ミラノ・スカラ座公演にも出演し、それ以来親しくしており、1990年来日時には初日公演のお祝いの手紙ももらっている。また、後継者育成に積極的に携わっており、現在でもミラノ・スカラ座ソリストの指導を続けている。歌が上手い人間は数多くいるが、指導にはまた別の才能と情熱が必要であるとの持論があり、ミラノ・スカラ座のソリストを指導する責任者であったことからも、指導力は世界1位と言っても過言ではない。実質、ベルカント唱法に相当する(実際にはその定義は深く考えられず、商業的に用いられる)指導には高い評価を得ている。2019年現在は、画家としてミラノで個展を開くほどの実力で、昨年CMにも多数出演。建国の父とも言えるヴェルディにそっくりなため、ヴェルディの映画にも出演するなど、飛行機から降りる際は、皆に手を振られるほどの超有名人である。日本での現役弟子は田川理穂だけであり(それ以外はミラノ・スカラ座ソリスト他)、指導法の全ては理穂に伝えたということで、田川理穂が世界総代理店的な存在になっており、Silvestro音楽院創設に向けて、全面サポートをしている。

田川理穂
Riho Tagawa 田川理穂
Mezzo Soprano シルベストロ音楽院 主宰

【生立ち】幼い頃よりスズキメソードにてピアノを始める。国立音楽大学付属中学校、音楽高等学校を経て国立音楽大学音楽学部声楽学科卒業。声楽を岩渕嘉瑩、S.Sammaritano、ピアノを根上倫子、今野信子各氏に師事。和声学、作曲を加藤昌則氏に師事。指揮法、伴奏法をD.Pacitti氏に師事。卒業後、メゾソプラノの声質をSilvestro氏に見込まれ、ミラノへ渡伊。ミラノ、ボローニャ、ローマなど、イタリアの各地で指揮者Daniel Pacitti氏らと新しいオペラの形を求めたオペラ『カルメン』の興行に携わり研鑽を積む。

【活動概要】ヘンデル『メサイア』、モーツアルト『レクイエム』『戴冠ミサ』、ペルゴレージ、ヴィヴァルディ『スターバトマーテル』などの宗教曲、また、ベートーヴェン『第九』などのソリストを務める。シェーンベルク『月に憑かれたピエロ』メノッティ 『泥棒とオールドミス』『霊媒』も好評を得る。伊藤康英氏の新作オペラ『ある水筒の物語』の光の君役を好演、また谷川賢作氏の音楽劇『赤毛のアン』のマリラ役、メノッティ 『泥棒とオールドミス』のミス・トッド役も好評を博す。フランス人実業家による支援者オーディションに合格し、現在も支援を受けている。また、後継者育成のため、小、中学校のゲストティーチャーを務めるほか、合唱の分野においては、合唱コンクールの審査員、特別講師として招聘されている。La Riho's clubの主宰として、Silvestro氏より、発声メソードを託され裾野を広げ活動し、オペラをもっと身近に感じるためのオペラ講座を指揮者清水史広氏、ピアニスト田中恭子氏に協力を得て毎月活動中。現在では海外は米国、ベリーズ、国内では北海道から九州まで会員が増えている。

【近年の指導活動】横浜市栄区『第九』ソリスト、合唱指導者、ピアニスト、コールやざわ常任指揮者、山田和樹氏指揮のがん患者さんが歌う春の第九(有明がん研)合唱指導・ピアニスト、日鐵本社合唱団ボイストレーナー、静岡ヴェルディ合唱団合唱指導者・ボイストレーナー、合唱団Shall we choir 合唱指導者・ピアニスト、社団法人Expression歌唱指導者など。

【近年の歌唱活動リスト】☆ 毎年行われるクラッシク春の祭典ラ・フォル・ジュルネで松田聖子氏の曲の編曲/ピアニストで有名なジャズピアニスト野崎洋一氏と共演(2015) ☆ 児童合唱の指導で有名な富澤裕氏の指揮でみんなで歌おう!小田原市民によるG.F.ヘンデル作曲 オラトリオ「メサイヤ」のアルトソリスト(2016)☆ 伊藤康英作曲オペラ ある水筒の物語 光の君 ソリスト (2019)☆ 福井県の第九を歌おう 合唱の集い アルトソリスト(2018/2019)☆ 清水史広指揮 シェーンベルク 月に憑かれたピエロ メゾソプラノ ソリスト(2019)☆ 谷川賢作 作曲 赤毛のアン メゾソプラノ ソリスト マリラ役 (2019)☆ 指揮 大河内雅彦 カルメン メゾソプラノ カルメン役(2020)☆ 清水史広指揮 メノッティ 『泥棒とオールドミス』のミス・トッド役(2021)☆紀尾井ホール La Scala Bridge〜ミラノ・スカラ座伝統の技を未来へ〜第一弾 芽生えガラコンサート ソリスト(2021)☆KIKUGAWA 第九コンサート メゾソプラノ ソリスト(2021)【CM・CDなどメディア出演】☆ 渡辺真知子ラジオ番組に出演(2015)☆ 日本プロ音楽録音賞(サラウンド部門)を受賞した阿部哲也 レコーディング&ミックスエンジニアによるレコーディングで、みくりやクワイアとして、ポニーキャニオンよりCDメジャーデビュー ☆ 野崎洋一氏に「ぞうのはな子」の作詞・作曲をしてもらい、CDをラ・ルーチェとしてリリース ☆ 寝具のエアーウィーブCM挿入歌 ☆ 映画『知事抹殺』挿入歌

【近年の指導活動リスト】☆ 山田和樹氏指揮のがん患者さんが歌う春の第九合唱指導およびピアニスト、NHK出演(2017) ☆ 藤岡幸夫(2019)指揮のがん患者さんが歌う春の第九合唱指導およびピアニスト MTV放映 ☆La Riho's club 主宰として元ミラノ・スカラ座ソリスト兼ソリスト養成所責任者 シルベストロ氏を招聘し、講演とマスターコース開催(2019) ☆ 指導合唱団:コールやざわ・『いきのちから』・学芸大OB/OG Shall we choir ・横浜市栄区『第九』合唱指導者/ピアニスト、学習院大学OB合唱団・コーロ・ミスト・ステッラ合唱団音楽スタッフ・浦和ゆうかり合唱団ヴォイストレーナー、 ・日本製鐵本社合唱団ボイストレーナー・東海林のり子理事エクスプレッション歌唱指導、静岡ヴェルディー合唱団ヴォイストレーナー
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