9月 17, 2016

私が音大生の頃や、20代前半の頃、歌は体育会系だ!!との『教え』がありました

( ̄^ ̄)ゞ

違うも違わないもよく分からない頃でしたから、『そうかぁ!そうなのかぁ』と思っていました。

だけど、マエストロSilvestroと出会って、筋トレ的な『体育会系』とは程遠い、本当に自然体な生活に『ん?』何かが違うと思いました。

もちろん、息の練習やインナーマッスルを呼吸とともに強化するトレーニングはマエストロからも推奨されて、ミラノでも毎日していました。でも、マエストロSilvestroから、「気合だ!!」「声は出すぞ〜!と思わないと出ない!!」「声がひっくり返るのは気力と根性が足りないからだ」などと、私がこれまでにずっと言われてきた根性論は1つもなかった。

Silvestro先生の教えは、もしかしたら、実はもっと厳しく、現実的なのかもしれない。あるとき、スカラ座のお偉い先生に私の声を聞いていただけるチャンスをSilvestro先生がくださった。そのとき、ソプラノではないことが判明して間もなくだったことも手伝って、中間音や低音にまだ自信も確信もなく、異様に緊張して、サムデリを聴いていただいた。結果は「素材とアクートの音域はとても素晴らしいけど、メゾの鳴るべき音域がまだなっていない。そこを鍛練しなさい」とのお言葉をいただいた。私としては『素材とアクートはオッケーなのかぁ\(^o^)/」と、まーんざらでもなかったが、『お前の低音こそ、お金をしっかりと作り出せる素晴らしいものだ。イタリア人にも負けない!磨け!』といつも仰って下さった先生としては、その低音を聴かせることが出来なかったことに、出会って初めて失望のお声が出た。それは、とても静かで、落胆の声以外のなにものでもなかった。

つづく…

みなさま、素晴らしい日々を…

Un  bacione,

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田川理穂

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